築が古く状態が悪い戸建てでも売れる？

よくいただく質問に「築が古く、状態が悪い戸建てでも売れる？」というものがあるのですが、

そういう物件に関しては、「一度、お家を見させていただかないと何とも言えません」

とお答えしています。

物件の条件によって、出口戦略が変わってくるからです。

見るポイントは、

①建物を再利用できるかどうか。

②解体した方が売れやすいかどうか。

③土地の形状や大きさ、接道状況です。

③の条件が新築戸建の用地として一般的であり、②の条件が当てはまる場合、お急ぎになられないなら、

一般の方のなかで購入されたいお客様をお探しいたします。売り方を間違えない限り、買取業者に売却するより高値で売れることが多いです。

①の条件において、建物をリフォームで再生できる場合は、売主様の意向にもちろん依るのですが、買取業者(再生販売業者)への売却をお勧めいたします。一般の方でも、「こだわりのリフォームをしたい」と、リフォーム前の物件をお求めになる買主様は多いですが、リフォームの見積もりなど、打ち合わせのための立ち合いで何度も現地に足を運ばなければならなかったり、なかなかスピーディーには売れないこともあります。そのあたりは買取業者なら価格の合意さえ取れれば、1か月～2か月での現金化がゆっくり見ても可能です。

③の条件が、建築基準法上の道路に２ｍ以上接していなかったり、再建築が不可能な土地の場合は、買取業者への売却を考えた方がスムーズです。

このように、築古の状態が良くない戸建ては、物件の条件によって出口戦略が変わってくるので、

現地を見ずに、価格を出すことは極めて困難です。

難しい物件ほど、現地を確認させていただきたいです。