一般媒介契約でも十分な効果をあげられるか?(11/26の続き)
2022/11/27
一般媒介契約でも十分な効果があげられるのか?
あげられます。
ただ、売主様にある程度、采配を振るってもらわないと、うまくいかないとは思います。
たとえばの話、
売主様が多くの査定業者に依頼して情のようなものを抱き、
誰かひとりに絞るということが難しくなった場合に、
一般媒介を選ばれる方が多いように思います。
一般媒介の場合、不動産業者は、レインズに載せる義務はありません。
少しわかりにくい話かもしれませんが、
不動産業者は専任になると、レインズに載せたがらなかったり、客付不可にしたり、
つまり、情報を囲い込みたくなる傾向がある一方(当社はこの部分は違います)、
数社が競うような状況下では、元付としてポジショニングして、
ちょっとでも利益を得るチャンスを得たい気持ちから、
レインズに載せたいと今度は思う傾向にあるので(これは当社も同じです)、
一般媒介で数社の状態で、よく起こるのは、レインズ上に同じ物件に対して、
複数の不動産業者が登録者(元付)になる形でいくつも載るという現象です。
売主様にとって、この状況が問題ということはないように、私的には思います。
専任と違って、関わる不動産業者が増える分、
連絡対応の数が増えることなど手間の部分で変わることはあるかもしれません。
ここから先です。
「ポータルサイトへの掲載をどういう風に割り振るか」ということです。
私の経験上、一般の方の目に留まるポータルサイト上では、
窓口をできれば少なくした方がいい、と思うと
前回のブログで私見を述べさせていただきました。
※当然、窓口としてポータルサイトに載せる不動産業者がしっかりしていることが前提ではあります。
なので、
①売主様→②不動産業者に売却を任せる(媒介契約)→
③レインズ(業者間流通)→④ポータルサイト(一般公開)の流れで、
売主様が広告の方針をしっかり立てて、④だけをしっかり押さえておけば、
一般媒介でも大丈夫だろう、というふうに私は考えます。
※くどいですが、あくまで私の定番パターンで考えると、です。
売主様が特に縛りを設けずに、広告すべて可で一般媒介契約をすると、
ポータルサイト上に売主様の物件がいくつも載ることになり、
「見栄えはあまり良くないです」と話すと共感してくれる方は多いです。
なかなか売却がうまく進まない場合は別ですが、
最初の段階で、ポータルサイトに同じ物件がたくさん載るという状態は避ける方向に
売主様自身で導いた方が売却活動はうまくいくと思います。
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